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□手
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「よっしゃー!!!終わった!!」
みなさん、こんにちは。あたしはルーシィ。
今、ギルドの最強チームで依頼を達成したところです!!
「おいルーシィ、誰と話してんだ?」
「ぐ、グレイ!・・・何でもいいでしょ・・・でも今回はよかったわ!!報酬全部もらえるなんて珍しいじゃない?」
「ああ、今回は皆頑張ったな。」
これで今月の家賃払えるわ〜♪
残ったお金何に使おうかしらwww
「ナツー!今ルーシィ心の中でお金のこと考えてたよー!がめつー」
「うるさい!ネコ!!」
そんなこんなで今回のクエストは終わりました。
―――――後日・・・
「次は何の仕事にすんだ!?」
「オイラ魚関係がいいな・・・」
「あんたの頭ん中はいっつも魚なのね・・・(汗」
「ナツはまたなんか壊すんじゃねえか?」
「何だとタレ目野郎!」
「やめんか!!!そして服を着ろっ!グレイ」
「うおっ!」
相変わらずのギルド。
でもちょっと疲れるわ。いつもこの調子なんだもの。
たまには息抜きしたいな〜。
「ねえみんな?」
「どうしたんですか、ミラさん。」
ミラさんの手には小さな封筒。
「これね、この間のクエストの依頼主から追加報酬でってギルドに届いたの。」
「「「「「追加報酬?」」」」」
中身を空けてみるとそこには高級リゾート地の無料旅行券が入っていた。
「10月30日・・・明日じゃない!!」
「人数はフリーか。」
「じゃあみんなで行こうよ、あい!!」
息抜きにはちょうどいいかも!
「すまない。私は明日からマスターに頼まれた仕事に行かなければならなくてな。残念だが、お前たちで行って来い。」
え?エルザさん、あたしをこの男どもの中に置いていくんですか?
そんな〜(涙
「なあ、ルーシィ?オレたちチームだし?同じ部屋だよな」
「そんなこと笑顔でさらっと言うなー!!!」
「そうだふざけんじゃねえよ。ルーシィはオレの彼女だぞ。」
「ちょっとグレイ!引っ付かないでよっ」
そう、あたしとグレイは付き合ってるの。
まだキスしたこともないけどね。
「ナツ、ハッピー。」
「ん?なんだよじっちゃん。」
「明日、ちょっくら仕事に行ってくれんか?」
「オイラたち、明日からお泊りなんだよ?」
「魚、いっぱいおると言っていた気がしたんじゃがな・・・」
「あいさー!!ナツ、行こう!!魚が待ってるよ!!」
「おいっ!ハッピー!!・・・しょうがねえな・・・。ルーシィ後で二人で行こうな!!」
「何でよっ!?」
まったく・・・
みんなダメかぁ・・・
ん?待てよ・・・
てことはあたしグレイと
「二人きりだな、ルーシィ(ニヤッ」
いや〜!!お〜そ〜わ〜れ〜る〜〜〜!!!
HELP!!HELP ME!!!!
「グレイ?何もしないよね・・・」
「さあな。」
やばいやばい・・・・
「あたしやっぱパs「パス・・・するわけねえよな。」・・・はい。」
まあ、一応彼氏だし?
大丈夫よ・・・ね。
うん。大丈夫・・・大丈夫よ、ルーシィ。
「じゃあ明日な、ルーシィ。」
「もうっ、グレイのバカ!!」
きっと何もないはず。
でも・・・なんかあるかも。
だけど・・・嫌だけど嫌じゃないのは、グレイだからかな?
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