BOOK

□恋
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何時になったら治まるのかなぁ・・・



「よう、リサーナ!仕事いかねーか!!」

あ〜やだもう・・・ 

「あい!」

ハッピーも・・・

「いいの!?ナツ!!」

「おう!当たり前じゃねーか!!」



あぁ〜聞きたくない聞きたくない聞きたくない・・・・・・・



リサーナがエドラスから戻ってきてナツはよく仕事にリサーナを誘うようになった。
あたしだってリサーナのこと好きだけど・・・


(オレたちでチームを組もう!!!)

もうその言葉は取り消しなのかなぁ・・・

「なぁ!ルーシィも一緒にいかねーか!!??」

!!!

「え・・っと・・・今日は遠慮させもらうわ」

行く気になれるわけないじゃない。
そりゃ誘ってくれたのは、嬉しいけどリサーナが行くんならねぇ・・・・

って言っても自分が傷つきたくないだけなんだけどね・・・


「そっか、じゃあまた今度な!!」

「ええ、ごめんね」


残念ながらこんなの滅多にない誘いなんだけど・・・
”今度”なんてないんじゃないかしら・・・



その時、沈んだ顔をしたルーシィを氷の造形魔導士が見ていたことは、誰も知らなかった。





―――翌々日・・・


「おい!ナツ達が帰ってきたぞ!!」

カウンター席にいたあたしにももちろんその声は聞こえてきた。

「!!!」

「どうしたのルーシィ?びくっとしちゃって。」

「ミラさん!!!」


「よぉ!ルーシィ!!」

「あい!ただいま!」

・・・なんであたしんとこ来るかなぁ・・・

「よぅ、クソ炎。またどっか壊してきたんじゃねーだろうな。」

「何だと!!!氷ヤロー!!!」

「ナツ!!!」

「あ、すまねぇ。リサーナ」


??今日はやけに素直ね。


「えっと・・・みんなに言わなきゃなんねーことがあるんだ」

??なんだろう・・・・。あんまりいい話じゃなさそう・・・。


「ルーシィ、心配すんな。」

「何よグレイ。急に。」

グレイはあたしの頭に手をポンッと置いてグシャグシャと撫でた

「何すんのよ(ムスッ)」

「・・・(微笑)」

その時、グレイの笑顔は悲しそうだった。


「オレ・・」

ナツがしゃべり始めた。
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