BOOK2

□モコと巫女
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「どうしよっかなぁ〜」

今日はルーシィさんと一緒にギルドでお茶してます。

最近はルーシィさん、グレイさんと一緒に居て近づきにくい・・・近づけないんです。

オーラ的に・・・。

今日はグレイさん、遅いみたいです。


「ルーシィさん、どうしたんですか?」

「ああ、今日は暇だから星霊呼ぼうかな〜って思ってるんだけど。」

「星霊さん?」

「たまにはこっちに呼んであげなきゃ可哀そうじゃない?」

「じゃあ、プルーはダメですね・・・。」


う〜ん・・・

私はアクエリアスさんには会いたくないなぁ・・・

あ、でもアクエリアスさん呼ぶのは大変なんだったなぁ。


「そうだ!アリエスにしましょ!!アリエスなら戦闘用じゃないから魔力も少なく済むし!」

「アリエスさん?」


「開け、白羊宮の扉!アリエス!!」

モジモジ
「何でしょうか、オーナー。」
            モコモコ

「特に用はないわ。」

モジモジ
「えっ・・それじゃあ私、何をすればいいんでしょうか?」 
     モコモコ

「アリエスさん・・かわいい///」

モジモジ
「あ、あの・・えっと・・ウェンディさん?」
 モコモコ

「あ、えと・・その・・ピンクの髪かわいいなぁ・・・って。」

「ウェンディさんの髪も素敵です。」


「あんたたち似てるわね。」

「「そうですか?ルーシィさん」」

「ほら、似てる似てる!!ウフフ、かわいいわね〜。」



「ルーシィ!ちょっといいか?」

「うん!!ちょっとよばれちゃった。アリエス、ウェンディと話でもしてて?」


「話中だったか?」

「大丈夫よ、エルザ。」



どうしよう〜

何か話さなくちゃっ!!


「あ、あの〜。アリエスさんって、どうしてそんなにモジモジしてるんですか?」

「あ、えと・・・その。この服・・星霊界の正式な恰好なんですけど・・・。」

「そうなんですかぁ〜!」

「そ、それで・・・露出・・多いと思いませんか?」

「!!!・・そ、そんなこと気にしなくてもいいと思いますよ?」

だってアリエスさん・・・ううん。

アリエスさんに限らず、星霊のみなさん・・・

(お胸あるじゃないですかぁ〜〜!)


「ウェンディさん?」

「あ、すみません。・・・アリエスさんは、もっと自信持っていいと思います。」

「そう・・ですか?」

「はい!!」

「私、オーナーにもレオにも同じことを言われるんです。」

「レオ・・ロキさんですか?」

「はい、前のオーナーが一緒だったんです。」

「へぇ〜!」

「今、また同じオーナーのもとで過ごせて、私嬉しいんです。」

「ルーシィさん、優しいですもんね。」

「はいっ!」

「///」


その時初めて見たアリエスさんのとびっきりの笑顔は・・・

心の底から嬉しそうで、誇らしそうで。


(ルーシィさんのこと大好きなんだなぁ)


女の子の私でも、ドキッとするくらい・・・

オーナーであるルーシィさんにも負けないくらい・・・




・・・素敵な笑顔だと思った。




END



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