〜絆〜
□心の中を覗いて…
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梓はソファーから床に座り、俺が持ってきた道具に手を伸ばした…
1つ1つ触ったり、突付いたりとい恥ずかしがりながらも、おもちゃを与えられた子供のように楽しそうだった。
その姿を見ながら梓に話しかけてみる。
「さっき…口の中に無理やり入れられたのは?嫌じゃなかったか?」
『嫌ではありませんでした。ただ…苦しかったです。吐きそうだったし。』
手にしたバイブを恥ずかしそうにテーブルに置き俺の質問に答える。
「吐けば良かったじゃない。」
『助清様を梓の汚物で汚すのは出来ません。』
「そんな考え、どこで教わったんだよ。奴隷気質だな…」
『…駄目でしょうか?でも、経験は無くても知識だけはあるかも知れないです。あ、同世代の子と比べてですよ…』
「そうかもね。それに実際少しだけプレイをしてみて分かった事もあったよ。」
『え?何ですか?』
「梓のコンプレックスと過去…」
『え…私のですか?』
「推測だけどね。ご両親、厳しいと言っていたけど、体罰とかあったかい?」
『え…はい。今は無いですけど小さいころ母親に竹の棒みたいなので良く叩かれました。』
「ご両親は梓のエッチなことには敏感じゃなかった?」
『え?…どうして分かるんですか?』
「なんかあるみたいだね。」
『…助清様コーヒー入れまずね』
梓は話の途中で立ち上がりコーヒーを入れてくれた。
ソファーに座る俺の前にコーヒーを置くと、再び床に座り膝を抱えて話し始めた…