ぷらいど
□【足首】
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始まりました。ぷらいど更新です。
先日、成人式が終わりました。(1月中旬執筆)
成人式と言えば、大人の階段を登るわけですね。
お酒も煙草も解禁です。
その分、責任がついてくるものだと思います。
少し、堅い話になってしまいました。
実は過去に面白い成人式を経験した事があります。
今の成人式は市長の挨拶や堅苦しい式典があって、久しぶりに会う同級生と昔話を咲かせ、お酒飲んだり、時にはヤンチャしたりなんてあると思いますが…
僕が経験した成人式はちょっと違うものでした。
以前、世界各地を旅していた時の事です。
確か…アフリカの原住民の村にホームステイをしていた時、たまたま現地の成人式に参加しました。
日本では20歳が成人ですが、僕が訪れた村では長老が一人前と思った戦士を指名し、高くそびえ立ったやぐらの上から木の蔦で両足首を結び、飛び降りるものでした。
もちろん、命を落とす者も居ました。でもそれが、勇気の証、大人になる儀式だったんです。
長老から急に指名を受けた僕は、この試練をみごと乗り越える事ができました。長老をはじめ、皆から村一番の英雄と称えられ、遠く離れた島国の戦士と言われました。
この儀式、バンジージャンプに似ていませんか?
結果的に僕の旅はバンジージャンプのルーツを求めた旅になりました。
今でこそ、この日本でもバンジージャンプは度胸試しや罰ゲームなどの定番になり、時にはアトラクションとして楽しんだりされる方も多く、ご存知の方も多いでしょう。
この儀式の後に祭りが夜通し続き、酒を飲み、踊り、そして歌いました。
別れの朝、良くしてくれた友達、現地のお父さん。お母さん。皆、僕が帰るのを涙し、見送り、そして、姿が無くなるまで手を振ってもらいました。
僕も、またいつかこの地に戻って来ることを誓い、頬にも涙が…
と、ここまで読んで、一部の方は…え??ウルルン??似てねえ??と思ったでしょう。
今回の前説は、そう思ってくれた読者がいてくれれば僕自身は満足ですので、そろそろ本題に入ります。