ぷらいど2
□【ハードル】
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はろ。
しゃろでございます。
9月に入りました…
秋ですね…皆さんはいかがお過ごしですか?
季節の変わり目は体調を崩しやすくなります。
また、夏の暑さに蓄積された疲労が出てしまう事がありますよね?
昔から、読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋なんて事が言われていますが、もしかしたらゆっくりと休養を取り、美味しい食事、適度な運動をすることで、体調管理を促しているのかもしれませんね。
と、前説をここまで書き、面白いことをまったく記していない事に気が付きました。
ここからは、ホラ話をしたいと思うのですが…
先日、魚屋に買い物をしに行きました。
さんまがとても美味しそうで、買おうかどうか迷っていた時の事です。
すると、髷(まげ)を結った武士が…
彼は、白馬にまたがり、さんまが売られているケースに歩み寄ります…
「俺の名前は徳田新之助だ…ここに名刀正宗があるのだな…」
徳田新之助と名に聞き覚えがあり、良く彼を見てみました…そうです。あの徳川吉宗の仮の姿、徳田新之助…暴れん坊将軍ではありませんか?
火消しのめ組に貧乏旗本の三男坊として居候、下々の暮らしを観察、悪を懲らしめるあの方です。
彼は、ケースに並んださんまを「違う、これも違う…」とまるで何かを探すかのように吟味しています。
やがて、一匹のさんまを握り、「おお…素晴らしい、この輝き…間違いないこれぞ名刀…正宗」
そう呟くと、両手でさんまを握り…「成敗」と言い残しその場を立ち去りました…