13番目のカード〜死の舞踏〜(下)

□【同盟】
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WSはユダに話続ける…

「おっちゃん…そいつを…さとちんを解放してやりなよ…」
 
「らしくないですねえ…」
 
「なに?」
 
「WS君ならこの状況は楽しんでもらえると思ってましたが? こうして命あるものが紅の海の中で散っていく…楽しいでしょう…滑稽でしょう…フフフハハハハハハハハ…」
 
ユダの顔は皆が知っている顔ではなかった…狂気の中で本章を表し、そして、今まで知っていた穏やかで気の弱そうな表情はすでに無かった…それは殺人鬼の顔だった…
 
さとちんは息絶えたのか…気を失ってしまったのか…指先が少し痙攣している他は動きすらなかった…
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