13番目のカード〜死の舞踏〜(上)
□【WS…白石 学】
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WS: じゃあ次は僕かな…
ジョーカー: お願いします。
WSこと白石学も自身の部屋の中で倶楽部に参加していた。
室内は非常に綺麗で整っていた…ただ部屋の中は薄暗く、デスクの上のPCの画面の明かりが際立っている。
彼は一般的に言われる引きこもりで高校は中退していた。
進学校のトップクラスの成績だったし。特にいじめもなく、両親は落胆していた。
ゲーム、アニメが好きで一日中、バーチャルな世界で生活していることが多い。
PCも好きで2ch系ではよくバトルをして、知識の中で相手を追い詰めることを得意としている。
性格的に飽き性なのか、何でもコツを掴んだり、先が見えると熱が冷めてしまうようである。最近では人体に興味があるのか、人の死や昔行われた人体実験について調べる事が多く他にも過去の異常犯罪者の事件や心理を調べたりすることも多かった。
外見は綺麗な顔立ちで身長も高くモテそうなタイプで、実際中学、高校、と良く告白をされていた。
本人は恋愛に興味が無いのか? 二次元の女性が好きなのか?は不明だが、ほとんど相手にもせず、冷たい印象があった。
引きこもりといっても、PCを使い格安で仕入れたゲームを転売したり、オークションで儲けたりしていた。
時にはレアな商品を依頼されネットを駆使して提供するなどそこそこの収入はあった。