暗闇の中で…(下)
□【悪夢】
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それから数日は愛の所に行くことを躊躇っていた。
自分の中で何か怖さが芽生えていたのかもしれない…
それに半比例し、俺の体のダルさが薄れてきた。
様子を見に来る看護婦達も顔色が良いと言ってくれていた。
愛の部屋に行かなくなってからちょうど一週間がたった日、愛は俺の夢の中に現れた…
『主様…主様…』
不思議なことに、それが夢の中であるとすぐに理解出来た…
愛は、暗闇の中、一人で立ち、ふらふらと歩きながら涙を流しさまよっている。
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