Book 2
□galaxy chat
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19歳
金髪よりも黄色に近い髪色で天パのクルクル
年下にはいじめ甲斐がある先輩と慕われ
年上にはペットとして扱われることが多い
そんな人物を演じた二年間
寂しさを紛らすのに毎日必死だった
何人かに依存され
その何倍もの人数に依存した
偽りと知りながら
画面の向こう側が真実だと願う日々
愛の言葉が飛び交う部屋
僕は安心を求めさまよい歩く
矛盾なんて理不尽なんて当たり前
好きなんて愛してるなんて嘘ばかり
気が狂う少し手前の精神状態が
心地いい気もした
明日は僕らを追いかけてきた
今日が永遠に終わらないで欲しかった
もうリアルで×××資格なんてなかった
galaxy chat
(夜空に輝く無数の星)