Book 1

□sweet cherry
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一生消えない傷の付け方を
ずっと考えていた


いつまでも僕が残るように
君の中で消えてしまわぬように


君の躰にある傷は
僕の満たされない心の現れで
無知な僕はそれしかなかった


ある日君は僕に言う
“好きよ”
僕は剃刀を君に突きつける
落ち着いた目で君は言う
“愛しているわ”
“だからもう、xxして”


僕は君をアイシテル









sweet cherry
(僕はまだまだ未熟なチェリー)


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