Jewel
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「お前が翡翠か。よろしくな」
ドアの先には先輩方が居て、その中には咲山先輩も居た
今声をかけてくださったのは、キャプテンの鬼道先輩
「は、はい!えっと、よろしくお願いしますっ」
まさかいきなりこんな展開になるとは思ってなかった
想像以上にサッカー部はにぎやかで、心地がよさそうだったとは
「そう固くなるな。なら仕事の説明を源田から聞いてくれ」
はい!と返事をする。いつもより高い声が出てビックリした
その理由はおそらく、これから楽しくなるからだろう
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「マネージャーの仕事は主に選手の手当てだから。簡単な処置でいいからな」
ここに絆創膏や消毒液があるからと教えてもらう
次々と知識が入ってきて頭の中がパンクしそうだ
「・・・説明早すぎたか?」
「いえ!大丈夫です」
なら良かったと微笑を浮かべる先輩
何だか和やかな人だ。
そう思った一時だった