Jewel

□03
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「お前が翡翠か。よろしくな」
 ドアの先には先輩方が居て、その中には咲山先輩も居た
 今声をかけてくださったのは、キャプテンの鬼道先輩



「は、はい!えっと、よろしくお願いしますっ」
 まさかいきなりこんな展開になるとは思ってなかった
 想像以上にサッカー部はにぎやかで、心地がよさそうだったとは


「そう固くなるな。なら仕事の説明を源田から聞いてくれ」
 はい!と返事をする。いつもより高い声が出てビックリした
 その理由はおそらく、これから楽しくなるからだろう

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「マネージャーの仕事は主に選手の手当てだから。簡単な処置でいいからな」
 ここに絆創膏や消毒液があるからと教えてもらう
 次々と知識が入ってきて頭の中がパンクしそうだ



「・・・説明早すぎたか?」
「いえ!大丈夫です」
 なら良かったと微笑を浮かべる先輩
 何だか和やかな人だ。

 そう思った一時だった
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