Jewel
□04
4ページ/4ページ
廊下から1つの人影
それは先輩だった
「・・・何か用か?」
「先輩忘れ物ですっ」
筆箱を差し出し、受け取られる
先輩の手と私の手が触れた
ちょっとだけだけど、でも
顔が赤くなる
「早く帰れよ、」
ボソッと小さな声で、でも通る声で
先輩が遠のいていく
それでも私は動けなかった
ううん動けるほうがおかしい
嬉しさで思考回路が機能しなくなったと思うの
それぐらいに私は、
好きなんだ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ