短編ぶっく
□03/27~02/15
3ページ/3ページ
「おい!お前何してる!」
「まさか、こいつ首切りか?」
あの後のこと
結論から言うと、みんな不幸になった
「安藤さんすいません」
「...長屋のみんなには"宵"は隼総を助けに行ったまま行方不明だと言ってある」
僕は捕まった
"首切り"だという冤罪も被せられた
でも、もうどうでもいい
復讐は出来た
「会うのもこれで最後ですね」
「...冤罪だと言わないのか?」
「ええ。復讐ができたからもうどうでもいいです」
「そうか。じゃあな"西野空宵一"」
「・・・」
"宵"も"西野空宵一"も、もうこの世からいなくなる
さあて、真実は闇の中だ
死ぬのなら、真実探ってもいいよね?
「何で僕の本名わかったの?」
「ふっ。知らなくていいこともこの世の中たくさんある」
「首切りは四人だった。あんたは殺しはせずに、情報を収集してた」
「...俺たちの勝ちだ。じゃあな」
真実の"告白"を聞いたものはもう、首をはねられていた