短編ぶっく
□辛恋
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君のことが好き
・・・だなんて、言えるわけないじゃん
「どう思いますか星降先生」
「・・・お前にそんな部分があるんだな」
放課後の教室
星降曰く雑談らしいのだが、
今はれっきとしたご相談中
「多分向こう気づいてねえだろ。天然だし」
「だよね!星降なら言ってくれると思ったよ!」
「・・・」
「てか、お前辛いとか思ったことねえの?」
「え、何が?」
「片思い」
辛い?
え、いやその
私思ったこと、
あるに決まってるでしょう?
でも言えるわけないじゃん
これ以上心配されたくないよ
迷惑かけたくないんだよ
「つ、らくないし」
「嘘つけ。何かあったら言えよ。じゃあな」
「・・・ありがと」
お見通しじゃん。最初から
(俺のこと好きだったくせに?相談するのか?)
(!ばーか!!)
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片思い主人公ちゃんと、
主人公ちゃんが前恋してた星降さん
星降さんは主人公ちゃんが好き、っていう設定があったりなかったり
片思いはつらいです