短編ぶっく
□snow and red
1ページ/2ページ
「フェイタン、」
小さく呟く彼の名前
聞こえて助けに...なんて童話みたいなことは起きない
勝手に行動した私がバカだった
些細な事でもめて、一人でできると言って
自業自得だわ
「出血死と凍死どっちだろ」
雪が降って、
血が流れ続け、
色彩的には綺麗だろうけど
私は寒くて、痛くて、会いたくて、謝りたくて、抱きつきたくて、たまらない
「・・・ごめんねフェイタン」
せめてこの言葉だけ、
届いて
END...?
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ