Cinderella

□02
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「あ、隼総の女ー」
「黙れ。あと指差すな」



 猫みたいな声と口調
 ・・・西野空宵一




「隼総どこいったか知ってる?」
「あんたのとこじゃなかったら喜多のとこじゃないの?」
「喜多のとこにもいなかったんだよねー」
「なら知らない」




 なら知らないって言ったけど、
 本当にどこいったわけ?



 
 あいつのこと、一応理解してるつもりなんだけど
 ・・・わっかんない





「早退じゃないの」
「あっ。・・・ありがとー」





 西野空は何か思い出した顔で、
 どこかへ行ってしまった
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