Cinderella
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「あ、隼総の女ー」
「黙れ。あと指差すな」
猫みたいな声と口調
・・・西野空宵一
「隼総どこいったか知ってる?」
「あんたのとこじゃなかったら喜多のとこじゃないの?」
「喜多のとこにもいなかったんだよねー」
「なら知らない」
なら知らないって言ったけど、
本当にどこいったわけ?
あいつのこと、一応理解してるつもりなんだけど
・・・わっかんない
「早退じゃないの」
「あっ。・・・ありがとー」
西野空は何か思い出した顔で、
どこかへ行ってしまった