ココロの世界

□神様のいじわる
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守護神なんて言うとおこがましいけど、わたしにはいろいろ助けてくれる男の神様がいます。その神様はうちの母方の家についている神様らしいのですが、その神様の影響でうちの家系は女系で、結婚運に恵まれず、関わった男性は短命になるそうです。神様が巫女としてうちの女性を欲しがっているということだけど…これって守護されてるというよりも、どちらかといえば呪いなんじゃ…わたしはこの影響を強く受けているらしく、普通の女性としての幸せを得るにはこの神様との縁を切る必要があるらしい。(やっぱり呪いじゃん!)こんなことを言われてこれまでのことを振り返ってみたら、わたしってあまり恋愛したいとか思ったことがないのよね…男性よりも霊とか目に見えないモノたちのほうが身近で重要だったから。これは…すでに精神の根っこまで影響を受けまくっているなんとかしなければ!と普通ならなるはずだけど、根っこまでヤられてしまっているわたしは素直になんとかしたいとは思えない。なるべく早く縁を切ったほうがいいと言われても釈然としない。言葉で説明するのは難しいこの心理を察してもらえるとありがたいのだが…呪われている(?)にもかかわらず、わたしはこの神様が嫌いではないのだ。かといって好き…というのとも少し違うかな?でもあの姿を見ると縁を切るのが切なくなる。こう思ってしまうこと自体が呪いの影響なのかもしれないけどさ。わたしの予感によるとタイムオーバーまでにはもう少し時間がある。もう少し…。

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