main

□俺達の帝国戦記
3ページ/3ページ


「んでさぁ、そのラーメンがツボでよォ〜www」

「お前将来ラーメンになれ」

「成神遅いね…」

「大の方じゃね?」


バンッ!!


大きな音を立てて襖が開いたかと思うと、そこには真っ青な顔の成神が立っていた。


「どうしたの!?」


と洞面が心配をしているのを余所に、咲山は


「幽霊でも見たか」


と、心配しているようには感じとれない。


「大変っす…!」


成神は、総帥と男が話していた事を皆に全て話した。


「はぁ…!?」

「なんだよそれ…」

「本当なのか…?」


皆それぞれ驚きを隠せないようだ。


その話の内容は、となりの国と戦争をする…とのこと。

戦争をするのなら、帝国の皆は戦わなければいけない。


もし負けたら。


もしこの中の誰かが死んだら。


と思うと、絶対に戦争なんてしたくない。

心の中で全員がそう思った。


だいたい、何故となりの国と戦争なんてしなくてはならないんだ。

実を言うと、少し仲は悪いかもしれない。

でも、戦争なんてことをする程ではない。

あまり関わりの無い国なのだ。

なのに何故…


そのうち総帥からもこのことを告げられる。

落ち込んでいても仕方がない、ということで今日はとにかく寝ることにした。


だが、なかなか寝付けなかった。
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ