剣bleach:-)

□お休みと抵抗
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日番谷家現当主、日番谷冬獅郎。


私のお仕えしている彼は普段は無愛想だか本当はお優しいすてきな方だ。


冬獅郎様は、ここ最近徹夜続きで仕事をしている。


一日中、パソコンに向かったり資料に向かったりだ。




お休みと抵抗







「冬獅郎様、そろそろ本当にお休みをとって頂かないと…」


だけど、私がいくら声をかけても「ああ―――。」とだけ言って


パソコンや資料に向かいっぱなしで一向に休んではくれない。


倒れてしまうのではないだろうかと心配で心配で


片づけなければならない資料がたくさんあることは分かっている。


でも、倒れられてはもともこもない。


もう一度声をかけて休んでくれなかったらあきらめてコーヒーをお持ちしよう。


「冬獅郎様、今日もお休みにはなられませんか?」


「・・・」


返事がない。


やはり、今日も起きているのだろうと半ばあきらめて部屋から出ようとした時、


「いや…、今日は休むよ。」


かけていた眼鏡を取って、立ち上がり私の方に近づいて


「でも、条件がある。」


私は、突然のことで後ずさってしまった。


「な、なんでしょうか。」


でも、冬獅郎様がお休みになってくれるならと返答を待った。


「…、お前も俺に合わせてずっと起きてたんだろう?」


「い、いえ... そんな…」


何を言おうとしているのか私にはさっぱり分からない。


混乱している私を気にもとめず、次の瞬間ヒョイッと私の足と背に腕をまわし持ち上げた。


「???」


そして、彼のベットにおろされて、


「お前も一緒に、寝てくれるなら寝るよ。」


と言って、彼もベットに横になった。                                                                                                                                                                                                                                                          

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