うたの☆プリンスさまっ♪
□二人一緒
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「トキヤ〜」
「…なんです?」
「トキヤって、どうしてぼっちなの?」
「………」
ついに本人に聞いてしまった。
聞いてはいけない禁断の質問。
「だって、あだ名がぼっちとか、ぼちのせだよ〜。よっぽど1人で居ることが多かったの?」
「そうですね…。HAYATOとしての仕事もありましたし、みなさんと関われる時間は無かったですね」
「そっか〜。寂しかった??」
トキヤは静かに首を横に振り、私の手をぎゅっと握った。
「いいえ。春歌が常に傍に居てくれたので、寂しくなどありませんでした。それに、みなさんからぼっちと呼ばれても、私にはあなたが居たので1人ではありませんでしたよ」
「そりゃ…彼女だし。いつでも傍にいるよ」
「ありがとうございます。私もあなたの傍から離れないと誓いましょう」
これからも、ずっと二人一緒がいいね。