企画

□目隠し
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―来神―


おっ、静ちゃんがぼっちだ〜♪
………お前もだ臨也。
とか思ってる人はいないよね…?

まぁ、それはおいといて…。
静ちゃんがぼっち状態なうだから悪戯でもしようと思いまーす!

何にしよう…。
こちょこちょ?いや…それは俺が死ぬ。
肩ポンポンからの指でほっぺプスッ?いや…これも俺が死ぬ。
あっ!目隠しはどうかな。
視覚がなければ相手が誰か分かんないから殴るに殴れないよね。うん。我ながら完璧な計画。

作戦実行!


「………うぉ!?」


何その反応可愛すぎ。
後ろから突然だかんね、そりゃ声も裏返るわ。


「…この手は…」


あ、分かっちゃう系?


「臨也……か?」

「あったりー」

「いぃぃざぁあやぁああ!!!!!」

「キャー静ちゃん怖ーい」

「うぜぇ」


俺は身軽な体でいつものように攻撃をかわす…ことが今日、できなかった。
地面に腰を打った。痛くて起き上がれない。


「…ん?」


俺の異変に気付いたのか、静ちゃんは一旦攻撃をやめる。


「あ、あれぇ〜?静ちゃん、殴らないの?;チャンスだよ…?」

「あ、あぁ………何で、かわせなかった?」

「え…ぁ…いやぁ…調子が悪いのかな?;」


言えない…………『静ちゃんの驚いた時の声最高でしたよ!』……なんて言えるわけがない…。


「まぁいい……チャンスだかんな………」

「え、ちょ、まっ…え!?殴るの!?起き上がれない俺を静ちゃんは殴るの!!?」

「死ねっっっっ」


今日も今日とで24時間戦争。


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