企画

□カニバリズム
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昨日、フェリシアーノの様子…と、いうか行動があまりにも恐ろしかった。

**** ****

俺は山でジョギングをしていた。すると、何所からかともなくグチャグチャという音がする。不思議に思い、音のする方へ向かうと―…、

「あっ…ルート!どうしたの、こんな時間に」

「なっ……何をしているんだ!!…お前…何を…食べている?……」

「あぁ、これ?ニンゲン=cだよ?」

「人…間…………」

「……ルートも早くどっか行った方がいいよ」

フェリシアーノはそう言って、俺の方へと刀を突き出し、キラリと見せつけた。

「じゃないと―…食っちゃうよ?」

「…ッ!」


どうやらフェリシアーノはカニバリズム期だったようで―……。

俺も、食われるのはゴメンだったからその場から逃げた。

クスクスと笑い声を浴びながら。


「……行っちゃった…あのムキムキ美味しそうだったのになー…クスッ……まーいーや、コイツ≠ヘもう俺が食べたから、残るのは内臓と骨だけだよー?」

天を仰ぎ、満点の夜空を裂くかのように剣を振った。

「俺、この時期になるとよくカニバリズム起こすから―…結構夜の方にやってたんだけど見つかっちゃったなー。もし、ルートが誰かに知らせたりしたら――…わかってるよね?ルート」


***ルート***

(恐ろしくて誰かに話すのも怖い!話したくても話せない!)

と心の中で叫んで、野山を降りた。


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