†四精霊のアーク†〜12星神の追憶〜
□滅魔の炎
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サラマンダーは一瞬で霧のように消えてしまった。
アモンはそれを確認すると高笑いをあげながら立ち上がった。
サラマンダーが消えたと同時に悪魔に食らい付いていた炎も消えた。
「ヒャハハハハー。四精霊ともあろうものが自らの意思で地上界で出て来るからだバカめ」
どういうことだ?精霊にも地上界にいるのにはリミットがあるのか!?
悪魔は落ちていた鎌を広いあげると舌なめずりして俺のほうを向いた。
「死ぬがいいサラマンダーの契約者よ」
鎌が横から飛んでくる。
今度こそ終わった。俺には何もできない。恐怖で逃げる力もでない。まあ逃げようとしたところで奴からは逃げられないだろう。
鎌の近づく風が肌を伝う。もうすぐあの鎌が俺の首にあたって……
ブフォォォーーー