進撃の巨人

□やっぱり
1ページ/1ページ


リヴァイ「お前。今日の予定は?」

お前「? 今日は特に何もありませんが...」

リヴァイ「そうか...。」

お前「??」

二人の間に沈黙が流れる。
お互い話すタイプでは無いため致し方ないが、人類最強と恐れられてるリヴァイと二人っきりで無言...と言うのは新兵なら間違いなく耐えられないだろう。
お前は新兵ではない。
調査兵団に入って約7年。
巨人の脅威に晒されながらも今の今まで生き抜いて来た凄腕だ。
リヴァイからの信頼も厚い。
何度もリヴァイと死地をかいくぐって来た。
そんなお前はリヴァイの恋人だ。


お前「リヴァイ...疲れてる...?」

リヴァイ「何故そう思う。」

お前「眉間のしわが増えてる。」

リヴァイ「あ゛?」

お前「クスッ...冗談よ。」

リヴァイ「...はぁ。お前。こっち来い。」

リヴァイがソファーの隣を指差す。
...座れと言う事か。
お前は黙ってリヴァイのそばに行くと隣に腰を下ろした。
と、同時にリヴァイはお前の肩におでこを乗せて来た。

お前「...リヴァイ...?」

リヴァイ「......少しの間だけだ。」

それだけ言うと又、無言。
お前は心の中で静かにため息をついた。
まったく...恋人の前でくらい甘えられないのかこの人は。やっぱりあなたは

お前「不器用ですね。(クス」

その言葉が聞こえたかはわからないが、リヴァイが少し笑った気がした。
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ