進撃の巨人
□やっぱり
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リヴァイ「お前。今日の予定は?」
お前「? 今日は特に何もありませんが...」
リヴァイ「そうか...。」
お前「??」
二人の間に沈黙が流れる。
お互い話すタイプでは無いため致し方ないが、人類最強と恐れられてるリヴァイと二人っきりで無言...と言うのは新兵なら間違いなく耐えられないだろう。
お前は新兵ではない。
調査兵団に入って約7年。
巨人の脅威に晒されながらも今の今まで生き抜いて来た凄腕だ。
リヴァイからの信頼も厚い。
何度もリヴァイと死地をかいくぐって来た。
そんなお前はリヴァイの恋人だ。
お前「リヴァイ...疲れてる...?」
リヴァイ「何故そう思う。」
お前「眉間のしわが増えてる。」
リヴァイ「あ゛?」
お前「クスッ...冗談よ。」
リヴァイ「...はぁ。お前。こっち来い。」
リヴァイがソファーの隣を指差す。
...座れと言う事か。
お前は黙ってリヴァイのそばに行くと隣に腰を下ろした。
と、同時にリヴァイはお前の肩におでこを乗せて来た。
お前「...リヴァイ...?」
リヴァイ「......少しの間だけだ。」
それだけ言うと又、無言。
お前は心の中で静かにため息をついた。
まったく...恋人の前でくらい甘えられないのかこの人は。やっぱりあなたは
お前「不器用ですね。(クス」
その言葉が聞こえたかはわからないが、リヴァイが少し笑った気がした。