進撃の巨人
□訓練です。
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リヴァイ「お前。訓練をつけてやる。」
お前「...え?...訓練??」
リヴァイ「そうだ。何か不満か?」
......不満に決まっているだろう。
なんで好き好んで恋人と訓練しないといけないのか。
それに今日は二人が揃ってお休みな貴重な日。
何気ない会話を楽しんでゆっくりしたかったのに...
本当にこの人はどうしようもない。
リヴァイ「やるのか、やらないのかハッキリしろ。」
お前「私に拒否権はないくせに。」
リヴァイ「良く分かってるじゃねぇか(ニヤッ 」
そして恋人との訓練が始まった。
リヴァイ「お前!!脇が甘い!」
お前「ック...!!リヴァイが速すぎるのよッ!!」
何が楽しくて恋人と訓練を始めて、かれこれ一時間。
お互い本気で打ち合ってる為、息があがって来た。
お前「ゲホゲホッ...!!」
リヴァイ「お前!!」
リヴァイが珍しく焦った表情で走って来る。
リヴァイ「大丈夫か??」
お前「うん...大丈夫。」
リヴァイ「...そろそろ部屋に戻るか。」
そう言うとリヴァイはお前を抱きかかえ歩きだす。
お前「り、リヴァイ?私歩けるよ...?」
リヴァイを気遣い声をかけるが本人は黙ってろ。と言っただけ。
仕方なくリヴァイに身体を預ける。
兵士の目が気にはなったが我慢。
リヴァイ「着いたぞ。」
お前「ん...リヴァイ有り難う。」
リヴァイ「...あぁ。」
部屋に入りソファーに腰を下ろし一息つく。
一個旅団の力が有るリヴァイとの打ち合は並大抵の物じゃない。
お前は弱い訳じゃない。むしろリヴァイの次に調査兵団内で強い実力者だ。
しかしやはり人類最強との打ち合いは身体に来る。
痛い所をさすっているとリヴァイが隣に座った。
リヴァイ「...すまなかった。」
お前を見つめ顔をしかめる。
リヴァイ「久々にお前と打ち合いが出来て本気になっていた。」
お前の頬に手を当て決まり悪そうに謝って来る。
お前「クス...そんなに心配そうな顔しないで?私も楽しかったから。...けど、折角のお休みだったから恋人らしい事したかったかな(ニコ 」
素直に本音を言えば虚をつかれた顔をするリヴァイ。
そして、そうか。...とだけ言うと黙ってしまった。
お前「さて...と、じゃあ私はお風呂に...!?」
お風呂に行こうと腰を浮かしかけたお前はリヴァイに腕を掴まれ体制を崩しリヴァイに抱き留められた。
お前「!?リヴァイ...?」
驚いて顔を上げるお前。と、リヴァイがキスをして来た。
お前「...ん。」
長いキスの後お互いの唇が離れる。
リヴァイ「恋人らしいだろ?...これで許せ。」
......本当、この人には一生適いそうもない。