進撃の巨人
□嫉妬の続き
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いつもは自室で食事を済ますが、今日は気分転換に食堂に向かっていた。
今期の訓練兵がどんな面をしてるのか確かめたかったのもある。
食堂に近付くにつれて何やら騒がしい事に気づく。
まったく...飯も静かに食えねぇ奴らなのかと悪態をつきながら中に足を踏み入れるとシン...と静まりかえる食堂。
ざっと目を走らせたリヴァイは目を見開いた。
...なんでお前が此処に居る?
驚きながらもお前に近づいて行く。
お前も気づいた様で微笑んでくる。
隣りに座り、此処で何をしているのかと問えば、ご飯を食べに来たと言う。
...当たり前か。俺だって何馬鹿な質問してるのか自覚くらいある。
けど、今はそれ所じゃない。
一刻も早くお前を此処から連れ出したかった。
俺のお前が色んな目に晒されている。
お前を他の奴らに見せたくなかった。
尚も反論をするお前にキスをして言葉を塞ぐ。
奴らにお前は誰の物か知らしめておく必要もあったからな。
そして俺はお前を自室に連れて帰った。
自室につきお前にソファーに座る様促すと、静かに座るお前。
一体どうしたのかと、目で問いかけて来る為仕方無く隣に腰を下ろした。
俺が話そうとするより早くお前は口を開き、「大丈夫。私はリヴァイの物だから。」と、今俺が欲しかった言葉を言って来やがる。
リヴァイ「...お前にはなわねぇな。」
溜め息ととも吐き出せば、ふふ。と笑うお前。
これじゃ〈飼われてる〉のはどっちかわからねぇじゃねえか(苦笑)
リヴァイはまた溜め息をついた。