進撃の巨人

□真っ直ぐな子ね?
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お前「さて...」

良く晴れた空の下、お前は今期...104期生の訓練を視察しに来ていた。

リヴァイが居れば一緒に来ようと思ったが、生憎何処を探しても居なかった為お前は一人で視察に来たのだ。

訓練兵達をざっと見回してみる。今期の訓練兵は中々筋が良い。
特にあのミカサ・アッカーマンって子は他の兵士に比べてずば抜けている。

リヴァイから大体の人物情報は聞いた。大まかな事は分かってる。ただ...後は実際に打ち合いをしてみないとどれほどの力量か計り知れない。

...手あわせしようかしら...。

一人でも優秀な人材を割り出す為お前は手あわせを考えるが、現・調査兵団&分隊長&リヴァイの補佐役のお前と訓練兵とでは力の差が有りすぎる。

諦めるしかないか...

お前がそう思い帰ろうとすると肩に手を置かれた。
反射的に後ろを振り向くと、そこに居たのはリヴァイだった。

お前「リヴァイ!?」

思わず大きな声を上げると訓練兵達も気付いたらしく此方を見て来る。

リヴァイ「こんな所で何をやってる。」

咎める様な視線を送られるがお前は平然と答える。

お前「視察にきていたのよ。」

お前が答えれば、そうか。
と呟きそれっきり黙るリヴァイ。
お前は訳がわからない。とりあえず帰ろうかと思い踵を返そうとすると...何やらすごい殺気に肩が跳ねる。
振り返ればあの、ミカサ・アッカーマンがリヴァイをもの凄い形相で睨みつけている。
と、いきなりブレードを構えリヴァイに襲いかかって来た。
今日はたまたま実践訓練だったらしくどの訓練兵達も立体機動を付けていた。

ミカサが向かって来ているのに微動だにしないリヴァイ。
一個旅団程の力があるリヴァイに向かって来るこの子は一体何を考えているのか...。
呆れながらもリヴァイとミカサの間に入り攻撃を流す。
ミカサは一瞬驚いた顔をして距離を取った。

お前「ミカサ・アッカーマンね?いきなりリヴァイに攻撃してくるなんて何を考えてるの?」

ミカサ「......」

お前「(黙り?)仮にも兵士長なのよ?怖くない?殺されるかも知れないのよ?」

ミカサ「......こいつはエレンに酷い事をした。その報いを受けるべき...私は強い...ので、戦う。」

エレンに酷い事をした?エレンって確か...エレン・イエーガーよね?
リヴァイに視線を向けるが本人は素知らぬ顔。
誰のせいでこんな事になってると思ってるのかしら...

とりあえず話しをし聞こうとお前はミカサに向き直った。
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