君唄

□あれ?
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「おつかれさまー!」

「お疲れ様です!」


父さんの友達ーーー坂野さんと言うらしいーーーは、

さっきの撮影にすっかりご満悦。



「いやー、いい写真が撮れたよ!!
さすがあのシャイニング先輩のイチオシモデルだ!」

何とも嬉しそうに笑って肩を叩かれた


…ちょっと痛かった



別にモデルってわけでもないんだけど…


実際モデル経験は少ない方だし。


けど、今日の撮影はハプニング続きといえど、とっても楽しかった

一ノ瀬君がポーズをとりやすいように工夫してくれてたから

やりやすかったんだ


等の本人にはこんなことを言えるわけもなく一目散に逃げてきちゃったんだけど



一ノ瀬君、すっきりした表情だった

たいしたことはなにもできなかったけど…
今日のことがキッカケになって、
一ノ瀬君の、何かが変われば嬉しいな

無意識に心にしまいこんでいる何かが…


すっかり日がのぼりきった空を見上げ
願った





そう、すっかり日がのぼった…って、え!?


い、今何時?!
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