パロディ・パラレル
□南くんの恋人
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大声を出さずにいられるか!!
「体は他に異常ないのか?」
出来るだけ声を抑えて言う。
「あぁ…ただ縮んだだけみたいだ」
「…どうやってウチに入ったんだ?」
インターホンがしたから中に入っていいと言ったものの、ノブに届かないから入ってこれないはずじゃないか?
でも、乾はここにいる。
「とある人物に運んでもらったから」
「誰だ?」
「南もよく知ってる人物だよ。入ってきてもらってもいい?」
「別に構わないが…」
一体誰だ!?
というか、近くにいるのか?
「入っていいってさ」
乾は自分の携帯に向かって叫んだ。
どうやらその人物と、ずっと通話中になってたらしい。