パロディ・パラレル

□南くんの恋人
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「…ん?俺の分はどうするかって?」

「ん…まぁそういうことだな」



少し違うんだけどな。



「悪いけど、ペットボトルの蓋に少し、いれてもらえないかな?」



そう言われて、俺はバッグからペットボトルを取り出して慎重に注いだ。


「うん、地味に器用だよね〜」


地味か?
注ぎ終わったものを、乾の前に置いた。

「ありがと」

乾は蓋に顔を近づけ、上から吸った。
人間が洗面器にいれたものを飲むと、きっとこんな風になるんだろう。
猫が、ミルクを飲むような姿で。

俺は乾の飲み方に驚いたが、千石はどうなのかと見てみた。
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