血の呪縛

□4章
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階段の踊り場に出た瞬間−


「ぜ、ろ…やめ、」



絞り出すような嫌がる声が階段に響いた。



この声は…優姫?



踊り場から覗くと2つの影が重なっていた。



それは、銀髪の少年と私の義妹


零と、優姫。




しかも、
零は赤い瞳をして、優姫の首筋に喰らいついている。





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