血の呪縛
□5章
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--コンコンッ--
ドアが叩かれた
『誰?』
「僕だよ」
私が望んでいた、零の声ではなかった
低く澄んだ声…玖蘭枢。
『どーして?』
ドアがゆっくりと開いて枢が入ってきた
優姫の馬鹿っ!
なんで鍵しないで出て行ってんの!
私は朝起きてから、ずっと布団の上で座っていた
私のベッドの傍まで枢はきた
。
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