(夢)HARD LUCK 【エドとタクヤのHARD DAY♪】
□HARD MORNING〔U〕【タクヤ】
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自分でもびっくりするほどの完成度だった。
「……ブッッ!!」
あまりの素晴らしさにタクヤは盛大に吹き出した。そのまま声を極力押さえて、背を丸めながら笑い続ける。腹が痙攣を起こす寸前になって、やっと笑いが収まった。
「ハハッは……はぁ…」
タクヤは目尻に涙を浮かべながら、上司の顔を見ないように声をかけた。
「エド…起きてよ、エド!!」
"ん〜…"と寝ぼけたような甘い声を出しながら、エドワードが目を覚ます。彼はタクヤが目の前にいることに驚いて何か質問してきたが、タクヤは再び笑いが込み上げてきてベッドに突っ伏した。なんとか笑いを終結させて顔を上げるが、やはりダメだ。本気で心配してくる彼もまた面白い。
タクヤはエドワードをキッチンに行かせることでやっと笑いの渦から脱出する事に成功した。
ふぅとため息をつくと、自分の手が握っているものをまじまじと見つめる。そして、ニヤリと顔を崩した。
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"油性ネームペン"
・紙に書く以外の用途では使用しないで下さい。
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