詩
□あなた様の右目として…
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政宗さま……
政宗さまこそ、この片倉小十郎の唯一の主。
政宗さまのためとあらば、命さえ捨て去る所存。
また、右目としての役目を果たさなくなったときは、その六双で……
いや、政宗さまのお手を私めの血で汚すわけにはいきませぬな。
この片倉小十郎、自らの刀でこの御霊を捧げましょうぞ。
しかし…。
あなた様は、それを許さぬと申された。
まったく…やはり敵いませぬな。
この片倉小十郎、
政宗様の右目として、あなた様の背中を命を懸けて……
いえ、共に生き抜き、天下を統べるあなた様のお姿を見るべく、
尽くす所存!!