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□ちょっとした優越感
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「仙道の優越感って何??」と草原で花と戯れてる山野バンに言われた。
(優越感…ねぇ…)
「…さぁな。…お前はあんのか。優越感…」
「え?俺??ん〜…俺もわかんない(ニカ)」
困った様な顔で笑った山野バンは自分の手に乗っている(乗せていた方がいいか)物体に視線を変えた。
「??何だその白いの。」
「まって!!あと…もうちょっ…出来た!!はい仙道!!」
山野バンが差し出したのはシロツメクサの冠だった。
「小さい頃よく母さんが作ってくれたんだ。指輪とかネックレスとか。たまに四つ葉のクローバーがあるとテンションが上がったのを思い出すよ。」
スラスラとナレーターの様に話していく山野バンに俺は近くにあったシロツメクサを一本とった。
「俺は見つけたぜ??…優越感…」
「え!?本当に??何教えて!!」
子犬の様にパタパタと尻尾をふっている(気がした)山野バンに俺はゆっくりと近づいた。
「山野バン…左手出しな」
「う、うん…」
怖ず怖ずと左手を出した山野バンの薬指にフワフワした物を嵌めた。
「これってシロツメクサの指輪??しかも薬指って…///」
「いいから黙って嵌めてなよ」
(絶対に100%と顔真っ赤…自分で渡しといて恥ずかしくなるとかどんだけヘタレなんだよ)
「あ、ありがとう仙道」
向こうもオーバーヒートしそうな位に真っ赤だったので俺は少し意地悪したくなった
「……ダイキだ」
「へ、仙道??」
「苗字じゃなくて名前で言いなよバン(ニヤリ)」
「せ、仙道「ダイキ」
「だ……ダイ……ダイキ…//??」
「(プッ)アハハ!!何で疑問形なんだよ。ハハッ可笑し過ぎて腹いてぇ…!!」
「…見つけた…俺だけの優越感…」
「ハハッなんだよ」
(ちゅ)
「★*※+*★!!?」
「ダイキの笑顔一人占め(ふにゃり)」
「///……ふーんなら俺は」
「ん!?ん、んん、ふっ、ふぁっ…ダイキ…??」
「バン一人占め(ニッ)」
「〜〜〜〜〜///!!!」
仙道ダイキ必殺ファンクション。
「耳元呼び」
山野バンオーバーヒート。山野バンの負け

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