彼岸花

□春紫苑
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気付いた時には背中にあった筈の翼の感覚がなくなっていて

でもうっすら開けた目で少し辺りを見回したら大好きなとっても大切な君が隣にいた


でも君はまだ目覚めていなくて

心配で


虚無感で



不安で




恐くなって





まだ動かない身体を無理矢理動かして
手を伸ばした


だけど君には後少し届かなくて

そこで悔しくて目を閉じたら

そのまま意識を持っていかれた










最後に見えたのは
周りの青々とした草と
俺の

大好きな


君の



綺麗な




金色ー…………










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