魔王の娘
□火の国とわ
2ページ/4ページ
ハイロウリ城、越権の間。
「お前と言う奴は・・・どうして、毎度毎度。城を抜け出すのか」
「・・・・・・なぁ、何で俺たちまで怒られているんだ??」
「シッッ静かにしてなさい!!!」
「無駄口を叩くで無い。」
「心を無にするんですよ。」
「そこ!!!何をコソコソしている!!!!!!」
「「「すみません」」」
「うるさいですわ!お父様は王位に執着しすぎですわ!!!」
「ええい。往生際が悪いぞ!!!」
「私、嫌ですもの。絶対に嫌なんですわ!!そんなんですからテッペンがハゲるのですわ!」
「わしは、ハゲてい無い!!!」
「ハゲていますわ!未練がましく、横だけ残さないで下さい!大体、お姉様は好きな人と結婚しましたわ、私がルー様と結婚しても、いいじゃ有りませんか!!!」
「えッッいや、えッッ・・・」
「ダメだ!!!許しません!」
「だよな〜無理だろう」
「無理ね、ね。ユリウス?」
「え?何?ごめん、寝ちゃってた見たい。」
「あ、あ〜うん、何でもない。」
「とにかく、結婚は決定だ。」
「認めませんわ。絶対に!!!」