魔王の娘

□火の国とわ
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ハイロウリ城、越権の間。

「お前と言う奴は・・・どうして、毎度毎度。城を抜け出すのか」

「・・・・・・なぁ、何で俺たちまで怒られているんだ??」

「シッッ静かにしてなさい!!!」

「無駄口を叩くで無い。」

「心を無にするんですよ。」

「そこ!!!何をコソコソしている!!!!!!」

「「「すみません」」」

「うるさいですわ!お父様は王位に執着しすぎですわ!!!」

「ええい。往生際が悪いぞ!!!」

「私、嫌ですもの。絶対に嫌なんですわ!!そんなんですからテッペンがハゲるのですわ!」

「わしは、ハゲてい無い!!!」

「ハゲていますわ!未練がましく、横だけ残さないで下さい!大体、お姉様は好きな人と結婚しましたわ、私がルー様と結婚しても、いいじゃ有りませんか!!!」

「えッッいや、えッッ・・・」

「ダメだ!!!許しません!」

「だよな〜無理だろう」

「無理ね、ね。ユリウス?」

「え?何?ごめん、寝ちゃってた見たい。」

「あ、あ〜うん、何でもない。」

「とにかく、結婚は決定だ。」

「認めませんわ。絶対に!!!」
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