薄桜鬼 短編

□miracle
1ページ/8ページ



「芽衣、誕生日おめでとう。今日でもう20歳か。」

「ありがとう、平助。平助は一足先に20歳になったよね。」

「あぁ。」


楽しそうに会話をしながら歩く2人は、今日婚姻届を出しに行く途中の恋人だった。


「あ、芽衣。喉渇いたろ?俺がなんか買いに行くよ!」

「うん、ありがとう。じゃあお願い!」


平助は芽衣に手を振りながら飲み物を買いに走っていった。






「(平助…遅いなぁ…)」


平助が飲み物を買いに行ってからもう30分も経っていた。


「捜しに行こ。」


ベンチから立ち上がった瞬間、急ブレーキの音と、 ドンッ と言う何かがぶつかる音がした。





.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ