薄桜鬼 短編

□豆まき
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「節分だ!!豆まきするぞ!!」

「おっ!!待ってましたぁ!!」


朝から大声をあげる新八に待ってました!と声をもらす平助。
なんだか平和だのう…


「で、鬼役なのだ?」


おっ、一が痛いとこついたな。新八も平助も固まってる。おもしろ。


「こうなったら土方さんにしてもらうしかなないよね」

「総司じゃん。いつの間にきたの?あと、足踏んでる。」

「あ、芽衣ちゃんいたの?気付かなかったや。」


総司は笑顔で芽衣の足をグリグリと踏みつけてる


「土方さんで良いの?」

「そうさな…他に適任な奴は…」

「いるではないか。」


誰が鬼役に適任か考えていた一が声をあげた。


「誰なんだ其奴は!!」

「誰なんですか?」

平助、興奮してんなぁ。犬みたい(笑)
千鶴も興味あるんだ、意外(笑)

「簡単なことだ。鬼はもう一人いるだろう?」

「「「あ!!」」」

成る程!流石にうちも忘れてた!

「「「風間千景!!」」」

「あぁ、そうだ。」


みんな口々に一を褒めてるし。


「おめぇら!騒々しいんだよ!!」
「誰だ。我が名を叫んだ者は」


襖が開き、其処にはまさかの組み合わせが立っていた。

今言うなれば、鬼役ブラザーズだな。うん


「此奴と兄弟なんざぁ、ごめんだ!!」

「此方から願い下げだ。」


馬鹿な人たち。


「鬼は外!!」

「うわ!!止めやがれ芽衣!!!」

「やなこった!!」

「鬼は外!!」

「勝手に屯所上がるんじゃねぇよ!!」

「さっさと帰れ!!」


いつの間にか豆まきの鬼役は風間になり、みんな容赦なく豆を投げつけている。


「鬼は外〜」

「総司、塩とは良い考えだ!!」


総司が風間の背後に回り頭から塩を大量に掛けた。

あ〜ぁ、塩まみれだ。


「もう芽衣最高!!」


うちも振りかぶって豆を投げつけているけどさ(笑)
にしても平助笑いすぎだろ


「もう付き合いきれん。帰る。」


そう言うと風間はそのまま帰って行った。


「芽衣、門の前に塩撒いとけ」

「はぁい。」


芽衣は門の前に行き、塩をたっぷり撒いた。


豆まき





それから仕切り直してちゃんと豆まきをした。





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