薄桜鬼 短編

□リップクリーム
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「あ、リップなくなっちゃった。」

「あ〜、この季節はリップないときついよね。」

「うん。よし、今から買いに行こ〜」

「気を付けてね!」


うん!と返事をした芽衣は友達と別れてドラッグストアに歩いて行った。






「どれにしようかな〜?あ、これ新作だ!!」

「あ、芽衣だ〜。」

「あ、総司だ〜。」


ドラッグストアで芽衣はたまたま総司と出会った。


「総司はどうしたの?」

「僕?ただブラブラしてただけだよ〜」

「そっか!」


芽衣は総司からリップへと目を移した。


「よし、いつも買ってるやつにしよ!!」


芽衣はリップを手に取り、レジに向かって歩き始めた。


「芽衣リップ買うの?」

「うん、そうだよ」

「じゃあ僕が買うよ。可愛い彼女へね。」

「え!?総司!?」


総司はスタスタとレジに行き、リップを買うと芽衣の手を引きドラッグストアを出た。


「総司ありがとう!!」

「いえいえ♪」

「それでリップ頂戴!!」

「いいよ。」


総司はリップをあけ、芽衣の唇に塗った。


「総司、ありが―――」


チュッと軽いリップ音がその場に響き、芽衣は固まってしまった。


「そ、総司…今…キス…!!?////」

「うん、したよ。」


顔を真っ赤にしている芽衣に対して総司はニコニコしながら答えた。


「い、良いからリップ、頂戴よ!!///」

「誰もあげるなんて言ってないよ?『僕が買うよ。可愛い彼女へね』とは言ったけど誰も“あげる”なんて一言も言ってないよ?」

「ほんとだ…一言もあげるって言ってない…。」

「ね?だからリップは僕のもの。塗りたいときは何時でも僕のところにおいでよ。キス付きでリップ塗ってあげるから。」


真っ赤になっている芽衣を横目に総司はクスクスと笑っていた。



リップクリーム





(自分で買うから良い!!////)

(残念。)




-End-



―――


何が書きたかったのかな?;

.

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