薄桜鬼 短編
□悪戯
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「ひっじかたさんに次はどんな悪戯しよっかな〜?」
「芽衣、ちょっとこっちおいで。」
廊下を歩いてたら総司がいて、笑顔で手招きしてるから近付いてみよ〜。
「総司、どうしたの?」
「あのね、今から土方さんの部屋の障子に穴開けようと思ってね。芽衣もやる?」
「楽しそうだね。やるやる!!」
2人はかなり楽しそうに土方の部屋の障子に穴を開けた。
障子に穴を開けただけで満足する2人ではない。土方の部屋に入り込み、筆や硯を隠し、墨を至る所に撒き散らし、戸棚やタンスを荒らし、土方が見つからないように隠していた句集を盗み出し土方の部屋を後にした。
「あ〜楽しかった!!」
「何時もの鬱憤を晴らせた!!」
2人は芽衣の部屋に入り句集を開いた。
「ぷっ!おもしろ!!やっぱりうちはこれが好き〜。」
「どれどれ〜?」
芽衣はパラパラと句集のページをめくり、自分が好きな句があるページを開き大声で読み始めた
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