薄桜鬼 短編
□総司と一緒にみんなに悪戯しよう!! その1
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「さぁ、総司。誰から悪戯する?」
「芽衣は誰が良い?」
「一かな!!」
総司は芽衣が誰を選ぶかわかっていたらしく、「やっぱりね」と笑った。
「一は堅物だからなぁ…引っ掛かってくれるかどうか…。」
「それなら一君の好きな物でつってみるってどう?」
「それ良い考えだよ!!よし、一が信じてやまない石田散薬を使おう!」
「ところで、石田散薬はどうやって手に入れるの?」
「ふっふっふっ」と変な笑いをしたと思うと芽衣は懐から石田散薬を取り出した。
「この前、土方さんの部屋に入ったときに拝借してきたのさ!!」
「流石芽衣。用意が良い。」
「策なんだけど、まずふかーい落とし穴を掘る。其れから石田散薬を落とし穴の前に置いとくんだよ。一は絶対に石田散薬を取ろうとするから落とし穴に落ちる!!」
「そう上手くいくかは分かんないけどやってみようか。」
2人は庭に行き、深い穴を掘り、その落とし穴の前に石田散薬を置き茂みに身を潜めた。
「何時一は来るかな?」
「分かんないよ―――あ、噂をすれば一君。」
なんとまぁ、タイミングの良く一が現れ、庭に置いてある石田散薬を見つけた。
「あんな所に石田散薬が!これは神からの贈り物か?」
一は石田散薬を取ろうと落とし穴の上に乗った。
「!!?」
予想通り罠にかかり深い落とし穴の底へ落ちていった。
「ぁはは!!神からの贈り物って!」
「一君でも石田散薬が目の前にあると落とし穴に気付かないんだ。それにしてもあの一君の嬉しそうな顔!!面白すぎ!」
二人は散々笑った後、一を助けるための梯子を落とし穴に入れ、次のターゲットを捜しに行った。
-End-
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