薄桜鬼 短編
□相合い傘
2ページ/3ページ
午後の授業を受けているときに雨がパラパラ降ってきた。
「(ぁ、雨降ってきた。この調子ならすぐに止むだろうな…。)」
そう思って過ごしていると、放課後には本格的に雨が降っていた。
「折りたたみ傘持ってきて良かった。」
芽衣は折りたたみ傘を出して開いた。
「なぁ、芽衣。」
自分の名前を呼ばれ、振り返ると其処には平助がいた。
「平助?どうしたの?」
「俺傘もってねぇから傘に入れてくれよ!!」
「え!?」
「濡れて帰るのやなんだよ、行こうぜ!!」
平助は芽衣から傘を奪い、芽衣の手を引いて外に出た。
「ちょっ!平助!///」
外に出た瞬間に2人で傘の中に入った。
「なんだよ、良いじゃんか。」
「うん…良いよ///」
相合い傘
(ほら、芽衣。ちゃんとこっち来ないから、肩濡れてるじゃん。こっち寄って来いよ!!)
(うん…じゃあお邪魔します///(肩当たってるよ////))
.