薄桜鬼 短編

□相合い傘
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午後の授業を受けているときに雨がパラパラ降ってきた。


「(ぁ、雨降ってきた。この調子ならすぐに止むだろうな…。)」


そう思って過ごしていると、放課後には本格的に雨が降っていた。


「折りたたみ傘持ってきて良かった。」


芽衣は折りたたみ傘を出して開いた。


「なぁ、芽衣。」


自分の名前を呼ばれ、振り返ると其処には平助がいた。


「平助?どうしたの?」

「俺傘もってねぇから傘に入れてくれよ!!」

「え!?」

「濡れて帰るのやなんだよ、行こうぜ!!」


平助は芽衣から傘を奪い、芽衣の手を引いて外に出た。


「ちょっ!平助!///」


外に出た瞬間に2人で傘の中に入った。


「なんだよ、良いじゃんか。」

「うん…良いよ///」



相合い傘




(ほら、芽衣。ちゃんとこっち来ないから、肩濡れてるじゃん。こっち寄って来いよ!!)

(うん…じゃあお邪魔します///(肩当たってるよ////))





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