薄桜鬼 短編
□背中を預けられるのは
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「くそっ!土方のやつ、きつく僕を殴りやがった!」
「それは芽衣が悪いんだろ?句集なんか盗み出して詠むから。」
芽衣は、ははっ!と笑い平助の左側についた。
「じゃあ巡察行くか。」
「待ってました!僕巡察だぁいすき!」
「ただ単に美味い茶店探したいだけだろ?」
そう言うと芽衣は、バレたか!と笑い平助と一緒に屯所を出た。
「あの茶店の団子美味しいんだよ!?」
「そうなのか?そうだ芽衣、あの店のあんみつは美味いぞ?」
茶店の話をしながら歩いていると、不逞浪士たちを見つけ、其奴等に近付こうとした瞬間、其奴等の仲間であろうこれまた不逞浪士等に取り囲まれてしまった。
「平助ぇ…これはちとマズいんじゃない?」
「おー、今俺もおんなじこと考えてた!!!」
刀を鞘から抜き出し、襲いかかってきた不逞浪士を斬ると2人は背中合わせになった。
「平助、僕の背中宜しくね。」
「あぁ、任せとけ!!その代わり、芽衣、俺の背中頼むぜ!!」
「おうよ!」
背中を預けられるのは君だけ
2人はすぐ不逞浪士等を片付け、笑顔でハイタッチをした。
-End-
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