colorless


□クチナシ
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新←帝←臨?
※企画小説



僕の秘密…
誰にも言えない…秘密…


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「帝人ちゃんはさ…何か香水つけてる?」

臨也さんの問いに一瞬声を失った。
幸いなことに臨也さんの方からは僕の顔は見えない。

「えぇ、匂いが気に入ってつい買ってしまったんですよ。」

ふーんという臨也さんの顔はつまらないような感じだった。

僕は臨也さんと別れて一人家につく。

部屋の角にうずくまって必死に自分を落ち着かせる。

大丈夫。
まだ、気付かれていない。
それに、気付かれてもなんか適当な嘘をつけば大丈夫。

無意味な慰め…。
でも、これで自分をもう一度奮い立たせる事ができるなら安いもの…。

誰にも邪魔されずに…貴方と居られたら…どれだけ幸せか。








私の我儘聞いて下さい。貴方には大切な人がいるから…貴方の側にいたいけどそれは我慢します。だから…せめて、匂いだけは同じであって欲しいんです。




クチナシ

(花言葉は
夢中、幸福者、楽しい日々)




end
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