約束 〜 いつか、君に逢いに行く 〜

□設定
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《設定》
時は江戸。天人の強硬外交に屈した幕府は、長年の鎖国状態から一転、数々の不平等条約を締結する。世の中の風潮は攘夷一色となり、朝廷も例に漏れず、幕府の姿勢に激怒した天皇は水戸藩へ密勅を下す。これを幕府転覆の陰謀であるとした将軍、徳川定々は、密勅を受け取った水戸藩を始めとし、攘夷派の徹底的な弾圧に乗り出した。
寛政の大獄。後にそう呼ばれる大量粛正において、肉親を奪われた水戸藩士と、同じく大獄にて師を喪った、攘夷志士の物語。


《登場人物》
水戸藩の武士をモデルにした、オリジナルのキャラクターが登場します。

鵜飼千晶(うかい ちあき)(名前変換前)
勅書降下に関わった京都留守居役、鵜飼吉右衛門の子。水戸藩攘夷派の副首領。鉄砲隊の統率をしている。物語のヒロイン。18歳。

安島信高(あしま のぶたか)
水戸藩家老安島信立の息子。水戸藩攘夷派の首領。将来は、水戸藩の推す一橋派政権の擁立を目指している。ヒロインとは許嫁の関係。正義感が強く真面目な性格。18歳。

茅根伊那介(ちのね いなすけ)
藩校弘道館の開設に尽力した水戸藩士、茅根伊賀之介の息子。博識で冷静沈着。17歳。

鮎沢丞之進(あゆさわ じょうのしん)
水戸藩士鮎沢伊丈夫の息子。血の気が多い熱血漢。19歳。

徳川斉々
水戸藩主。徳川喜々の実父で、一橋派を形成し定々と対立した。


実在のモデルは、幕末の志士、鵜飼吉左衛門、安島帯刀、茅根伊予之介、鮎沢伊太夫。
第9代水戸藩主であり徳川慶喜の実父、徳川斉昭。

参考にした史実は、将軍継嗣問題、戊午の密勅、安政の大獄。

※物語の設定はフィクションです。実在の歴史上の人物出来事とは関係ありません。

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