bun

□ずっと
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葉が落ち始めてきた桜並木。
部活動をする生徒は大体この時間にこの道を通って学校へ通う。

俺―倉間もそのひとりだ。

だが。

・・・寒い。寒すぎる。
昨日はあんなに暖かくて温暖化なんだと皆と話していたのに。

俺は季節に悪態をついていた。
くっそ・・・寒いの嫌いなんだよな・・・
黒いお気に入りのネッグウォーマーを鼻まで伸ばすと

とんとん

肩をたたかれた。
誰だ?

振り向くとほほに指が当たる感触。
そこには、


「よお、チビなのにそれ以上縮こまると更にチビに見えるぜ?」



南沢さんがいた。
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