ネタ帳小話帳

□蒼い月、紅い闇
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月の光を纏ってきらきらと光る髪は、まるで蒼い絹糸のようで…我知らず見惚れる。視線を外せなくて、その髪ばかり見つめた。
「今宵の月は艶やかじゃ」
少女が振り返り、にっこりと微笑む。
「そうは思わぬか?」
無言でいる自分に言葉をかける。
艶やかなのはその笑顔…と、思ったが口に出さないことにした。きっと通じないから…自分の想いは…
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