ぽっとのぐ〜たら近状報告

□○○の書き&描き方本に顔がひきつった事とか(^_^;)。
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「ハリール・ジブラーンの詩」




何時だったか、もう7年位前に
地元の本屋さんで何気なく手にした詩集です。


レバノン生まれの、1931年に48歳で
亡くなられた詩人です。

美しい言葉と、驚くような強さを表した言葉を
交互に投げかけて来る作品が印象的で、
長年本棚のお気に入りポジションから離れない一冊です。


少し宗教色も強いけれど、そんなよく分からない所は
スルーしたり脳内変換しても読める感じです。
実際私も分からない所は脳内変換しまくって読んでたりしてます・・・。(汗)

訳者の神谷美恵子さん、と言う精神医学の先生の
翻訳が凄いんです・・・。
1979年に65歳で他界された先生ですが、
ハンセン氏病棟精神医療に尽くされ、
心にガツンと響く著書を書かれた
とても有名な先生です。


「なぜ私たちではなくあなたが?
あなたは代って下さったのだ」


と言う言葉を残されており、
耳にされた方も多いのでは、と感じます。
とても難しい事だけれど、この心を持てたならば、
苦しんでいる人、命に対して無神経な言葉だけは絶対言えない人間になれるのではないか、
とこの言葉を知った時凄く思いました。

私も訳者先生の本を二冊ほど持っているのですが、
内容が・・・本当の事を、まっすぐに見つめ書かれているので、
「読み終わる」、という事の無い本だと思います。
本を開くたびに時間を忘れて、悶々とするような・・・。
何かを忘れかけてるな、と感じた時、いつも手にする本です。



訳者先生を知るキッカケにもなった詩集なので、
これからも大切に手元に置いておきたい一冊です。



・・・普通に本の話になってしまいました・・・!

(汗)
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